でも気づけばもうすぐ9月ですね。こんなに暑いとやってくる秋の気配なんて微塵も感じられませんね・・・
と ころで9月を題材にした音楽や絵画はそれなりにあると思うのですが、ぼくの知る「9月ネタ」は素晴らしいものばかりです。Michel PetruccianiというジャズピアニストのSeptember Secondという曲は秋の季節を感じさせる叙情的で美しい旋律を持っています。Trio in Tokyoのver.は、演奏者の来歴も含めて感涙モノです・・・
そしてルネ・マグリットの《9月16日》。この静寂の世界。シュルレアリストである作者の深層心理における「秋」の心象とはこういものであったのでしょうかね。
ルネ・マグリット《9月16日》
はてさて、少し更新の間を置いてしまいました。3日坊主になりがちな自分ですがそんなぼくもこのブログは更新のネタがどんどん湧いてくるので、間をおかずさくさく書いていきたいものです。
以上前置きです笑
さて今日(8/29ですが)、
オペラシティアートギャラリー「アントワープ王立美術館コレクション展」
と
芸大美術館「シャガール展」
に行って参りました。
どちらも展示企画、内容・構成など素晴らしくとても満足できました。
せっかくなので、これらの展覧会のぼくなりの感想と見所紹介をかる〜くしたいと思います。
オペラシティアートギャラリー「アントワープ王立美術館コレクション展」
・ まず新鮮に感じた仮面の画家として知られるジェームス・アンソールが「アカデミスム、外光主義、印象主義」の章立ての中で作品が紹介されていたということ です。アンソールと聞いてまず思い浮かべるのは「仮面」をモチーフとしたカリカチュア風の絵ですが「象徴主義」にカテゴライズされる場合が多いですよね。 そんな彼も以外にも戸外でデッサンしパレットナイフを器用に使っていたんです。意外!!と思いました。
あとは、
・レオン・スピリアールトの重々しい色調の彼らしい作品が見れます。
・マグリット好きにはたまらない作品がきてます。冒頭でも触れた《9月16日》という素敵な絵です。「916」は逆さまにしても同じ、みたいな意味合いでしょうか。シュルレアリスムの解釈は不毛なので深追いはしませんw
・グザヴィエ・メルリの《母の教育》という作品にぼくの全ての鳥肌が総立ちしました。
・コレクション展も見応えがあります。ここのコレクションはぼくの趣味にあいます。ルーツを辿れば当然なのですがね
・時間帯によっては半額で鑑賞できる!!(これ重要!!)ぼくは閉館一時間前にふらっと行ったら「半額で400円です」と言われ驚きました。400円でこれだけ見せてくれるのもお得な話です。
芸大美術館「シャガール展」
・(ちょっと脱線)シャガール展のTVCMのチャラさが気に食わないです。ダイゴうざw までもパブリシティの効果的には女性や若者を中心にあったと思いますけど。ぼくとしては制作者の美的教養を疑います。http://marc-chagall.jp/からみれます。ふじてれ(ry
・エコール・ド・パリだとかのコンテクストとして紹介されるシャガールですが、ロシア・アヴァンギャルドの画家として説明されていたところに学芸員の意欲的な面を感じます。
・シャガールの色彩感覚は脱帽。あの微妙なぼかしやグラデーションはまさしく常人離れした完成の持ち主であるとこを如実に示しています。教初めて彼の作品を見たのですが(すいません)、その有名さや評価も完全に納得できました。好き嫌いはあれど、これはすごいと。
・カンディンスキー=抽象芸術の雄ですが、初期の平穏で安定している風景画の作品があって、これもすごい良かった。この人もやっぱり天才だったんだなあ。
・てか芸大生うらやましいな。ミュージアムショップのすぐ下で学食を食べれるなんてw
今日はそんな「嬉しい裏切り」がいっぱいあった日でした。
ちょっと内容の薄い日記になってしまいましたが悪しからず。
マグリットもアンソールもシャガールもちゃんと後ほど詳しい記事を書きます!
では失礼します。
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