2010年8月16日月曜日

レオナルド・ダ・ヴィンチ

レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519年)

美術史において燦然と輝くこのお方。
盛期ルネサンス、ひいては人文主義を代表する「万能の天才」。これくらいで説明は十分でしょう。

さて、この度はフラ・アンジェリコの記事と同様にタリア旅行(2008年)の回想・旅行記の一端をいまさら書くような気持ちで、レオナルドの足跡をたどって行きたいと思います。
※フランスとかは行ってませんw
※出典の書かれてるやつ以外、全てぼくの撮影です。写真もうまくなりたい。


1.フィレンツェ


まずはフィレンツェから始まります。
レオナルドはヴィンチ村で生まれる訳ですが、やがてフィレンツェで絵画活動を始めメディチ家の庇護もうけるのです。

フィレンツェ!

ふいれんつえ!!

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

テンションあげつつレオナルドの足跡を辿って行きましょう。
まずはウフィツィ美術館


あ、いらっしゃいました。


では早速入館して、絵画を探してみましょう。

さて・・・、おっ!
ヴェロッキオ《キリストの洗礼》、1474-75年
出典:Web Gallery of Art
師匠さんのヴェロッキオをぎゃふんといわせたこれ。レオナルドは左端の天使のみを助手として描きました。右の天使と比較してみると、やわらかな血の通った 人物の描写力が優れていることがわかります。師匠は弟子の絵のあまりの出来映えに生涯絵筆を捨ててしまったと、ヴァザーリは伝えています。っていう逸話。

む、巧みな透視図法っでやつですな。奥行き表現が秀逸です。
《受胎告知》、1472-75年、ウフィッツィ美術館
出典:Web Gallery of Art

描きかけだ!色つけずにほっぽちゃった。
《マギの礼拝》、1481-82年、ウフィッツィ美術館
出典:Web Gallery of Art


主題はともかく「堅実」な画風ですよね。
《レダ》、1508–15年、ウフィッツィ美術館
出典:Web Gallery of Art


素描も何点かありましたが、ここでは割愛しますね。

ウフィツィのすぐとなりに位置するここ。

かつてメディチ家が政治権力をふるった場である市庁舎、ヴェッキオ宮
この中の・・・

500人広間。 ここでミケランジェロとレオナルドが大画面の絵で勝負したのです。向かい合った壁面にそれぞれが大作を描いたらしいが、現存じない。しかし、現存しないと 思われていたレオナルドの作《アンギエリの戦い》はどうやら壁の下にある、みたいなことをどっかテレビなんかで見た記憶があります。この絵はルーベンスら の模写は存在するので、過去に鑑賞できたことは間違いないです。

いや〜、レオナルド先生は逸話に事欠きませんね。さすが万能の天才。


2.ローマ

そして一端ローマへ。

ヴァチカン!!!サン・ピエトロ!!

ひょー!カトリックの総本山。圧巻でした。

ここの付属美術館にこれがあります。
《聖ヒエロニムス》、1474-76年、ヴァチカン美術館
出典:Web Gallery of Art

あ、おめあてはこれです。これだけしか、レオナルド関連でめぼしいものは無いのです。
彼は実際におとずれていないみたいですしね。


余談
ラファエロ《アテナイの学堂》、サン・ピエトロ大聖堂
レオナルドに似せたプラトン、ミケランジェロに似せたアリストテレス。なんとも人間関係を語っているようで素敵ですね。ルネサンスの天才→古代アテネの天才。それを描くラファエロもまた天才。

また別の機会にいっぱい紹介しますw
ちなみにこの頃は円に対してユーロが歴史上最も高かったときでしたw
にしても観光客はまじで多かった。


3.ミラノ

みらの!!ここもいいとこだったな。イタリアの中で最もおされな町。

でもこの日は雨。

み・ら・の!!
ガレリアの下なら大丈夫!

あら、こちらにもおいでで!どもども!

どこでも思索なさってるんですね。

レオナルドはミラノのスフォルツァ家に自薦状を送り、フィレンツェで描きかけの絵をほっぽって、スフォルツァ家のお抱えとなるのです。
彼の活動拠点はどんどん北上していくわけですね。晩年はフランスに赴く訳ですから。

スフォルツァの城、スフォルツェスコ城。ここに暮らしたこともあるのかな。

それにしても重厚な外観ですよね。

そしてンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

ここにあるのは・・・最後の晩餐
《最後の晩餐》、1498年、サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会
出典:Web Gallery of Art
何重もの扉でかなり厳重な保護下にありました。入るには事前予約が必要で鑑賞は15分のみ。それでも見れたことは言われようなのない感動でした。
実際に見る事によって、これこそ歴史的傑作とよぶに相応しい品だと実感できました。「本物」のすごみというのは美術鑑賞の醍醐味です。


レオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学博物館!
彼に関する科学全般の展示があります。ぼくはスルーしましたww
だって他に見たいとこいっっぱいあたんですから。

アンブロジアーナ美術館
ここには隠れた名品があります。
《音楽家の肖像》、1490年
出典:Web Gallery of Art

「ダ・ヴィンチらしさ」がよく出てますね。



続きはフランスです。
フランソワ1世がイタリアに攻め入りスフォルツァの領主が失脚すると、今度はフランソワ1世のおかかえになり、そしてイタリアに戻る事なくフランスの地で生涯を閉じる訳です。

続きを書くならルーヴルですよね。
・・・行った事無いんですw 行きたい!モナ・リザ見たい!
行かなきゃレオナルドについての話が完結しません・・・。

イギリスにも彼の重要作は何点かありますし、その他ヨーロッパにはちょこちょことレオナルドの作品が点在しているみたいです。
これらは今後更新できることをぼく自身願いますw


以上、イタリア旅行の一部でした。
TO BE CONTINUED!!!

結論
①イタリアまた行きたい。
②でもイタリアだけじゃ、やっぱレオナルドの作品はカバーできないね。
②とりあえずフランスに行きたい。


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