2010年8月11日水曜日

iPad×美術 〜美術鑑賞の革新〜

今日も夏まっさかりですね
でもぼくは室内です。



私事ですが、
iPadを買いまして、それがほんと

たのっし〜〜〜〜んです!!

もうずっとかじりついてます。(この文章作成もiPad⇒evernoteです。だからフォントやら変わっちゃいました。)
早速いろいろアプリやらなんやら試しています。

ここで便利アプリやおもしろアプリを片っ端から紹介したいのですが、絶え間なく続いてしまいますし、有力なソースは他にいっぱいあるので、泣く泣く割愛します。この場で敢えてぼくが紹介したいのはこれです!

iPad × 美術


iPadの登場によってビジネスや教育など様々な分野で『革命』が起きている(らしい)のですが、美術鑑賞のあり方にも変化をもたらしています。

その一端を順番に紹介していきましょう。
(あ、ここではアート制作型の絵描きアプリじゃなく、アートの鑑賞のアプリです)


1. Art Authority (iPad)


iTunes Store:

西洋美術の作品を内蔵し、自由にアクセスできるレファレンス系のアプリなのです。しかしこれがすごい。


トップページです。



フリードリヒのページです。

なんと内蔵しているのは
1,000以上もの画家
40,000以上もの作品
そしてそれらが時代・様式ごとにチャプター分けされています。

自分の手の中で、好きな様式、好きな画家、好きな絵画に簡単にアクセスできます。ブラウズも非常に快適。チャプター設定・カテゴライズも…まぁ…合格です!(ちょっと苦しいとこもあるけどw)
そして内蔵データは上にある通りかなり豊富です。それなりに体系的に美術史を学んでいるぼくにとっても、何一つ足りないものは無いように思われます。少なくとも1,000円以上の価値はあるでしょう!

そしてなによりインターフェースが美しい!
美術館に展示されてあるよう洒落たデザインになっています(中には嫌がる人がいるかもしれませんが)
絵画の画質も全く気になりません。充分な解像度です。

難点を挙げるとすれば
・¥1,000が高いw
・画家の情報ソースがWikiedia
・英語のみ(ぼくとしては構わないのですが)
・ベルギー象徴派の画家など欲しい画家が入ってない。(個人的に痛い)

昨日DLしましたが難点はあれどぼくはルンルンです。活用シーンもそれなりにあるんじゃないかなと思います。アートに興味を持つ方には激しくおすすめアプリです。



2.オルセー美術館展2010(iPad,iPhone,iPod touch)


DLされた方も多いように思われます。
これは、オルセー美術館展(会期あとわずか!絶対行くべし!)の宣伝・広告のためのアプリといえるでしょう。制作は日経。
展覧会の見所や展示作品、また展示構成も充分に説明されている他、画家の簡単な来歴もわかります。
歴もわかります。


優れているところ
無料!!(これ一番重要!)
音声ガイドつき!!

しかし難点としては
・画像が粗い
・インターフェースがいかしてない。やや粗雑。
などでしょうかね。贅沢言ってますが。


ロートレック

しかしこれは画期的です。美術館紹介をアプリですることによって、ぐっと宣伝効果が高まりますし(視覚芸術なら特に!)、実際にこれで「行ってみよう」という気をおこされた方もいると思います。
広告・宣伝としては十二分の効果を持っているといえます。

iPadが美術展の広報活動の新たな次元を切り開いたと言えるのではないでしょうか。



3.セカイカメラ(iPhone, iPad)


自分のいる現在地や、その他世界各地に実際の映像を通して、エアタグ(付箋のようなもの)やサウンドタグをおのおのが張り付けて、閲覧することが可能。

カメラを使った新感覚のブログチャットというかんじですかね、SNS的な感じです。


iPadのセカイカメラでみた秋葉原

しかし・・・iPadにはカメラがついてないしいまいち使い方が良くわかりません(誰か説明してくださいww)

しかし、なんと!このアプリに対応した美術展のイベントがあるのです!(ぼくはまだ実際にこれを体験してはいないですが)

「マン・レイ展」&「セカイカメラ」コラボ!

ぼくは体感してないので詳しくはこちらを


これもタイアップとして画期的ですよね。マン・レイ展にあっていてアイディアが良いし、すごいおもしろそう。近々実際に行ってきます。
ただこれは完全にiPhoneで楽しむアプリであってiPadでは楽しめませんね…。


4.iPadを導入した美術館

群馬県にある、群馬県の富弘美術館(星野富弘さんの作品展示で有名)では、喫茶店で注文した来館者に無料でiPadを貸し出す試みが行われています。

詳しい情報は以下

ソース


美術館の普及活動として、この試みはかなり有意義だと思われます。
こんな利点があるとぼくは思います。
・鑑賞の手助けとなる
・直感的な操作で、子供からお年寄りまで楽しめる(iPadの強み)
・試みとして話題性があり、それだけで美術館普及につながる

美術館は藝術鑑賞の場でもありますが、そもそも生涯学習を担う重要な場であるのです。この場における機能に奉仕するツールとしてiPadはかなり適していると思います。
考え方次第では、もっともっとおもしろい企画ができそうです。





さて、何点か紹介したのですがぼくがこう結論づけます。


「iPad×美術」でおもしろい企画がどんどん生まれている

iPadにはまだまだ期待できる(未来性がある)

iPad関連の企画・コンテンツの良さは「楽しい」「クリエイティブ」「インタラクティブ」

今後ともiPadくんに期待ですな。
(なんか狂信者みたいになってしまいましたがww)

そんなこんなで今日も失礼いたします。

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